知る人ぞ知る、名品中の名品！イリングワース３ 。
スピニングリールの原点と言われるものです。さらに短期間のみ製造されたギアカバー付きのモデルです。


スピニングリールにとって世紀の大発明、スプールによるドラッグ機構が初めて取り入れられました。また、イリングワース2を改良し、レシプロケーションが取り入れられたのもこのモデルからです。
レシプロケーションは、ハンドルを反対側にしてベブルギアを直接回転させることと、ギアプレートに刻み込んだ偏芯円とスプール軸に取り付けられているピンによる往復運動で可能になっています。スプール幅を大きくすることを可能にしたので、遠投性能は飛躍的に向上しています。

さらに、このモデルは見ての通りギアカバーが付属しています。外せばギア丸見えのいつものイリングワース3です。ギアカバーの登場は1936年。ギアカバーの装着目的は、化粧、異物の混入防止、安全とライン絡みの防止です。ギアカバーは、ネジ1個で簡単に脱着できます。

このイリングワース3は、1913年にパテントを取得し、パテントが消滅する20年に渡り、生産された物です。スピニングの原点でありながら、いかに革命的で実用的なリールであったかがお分かりいただけるでしょう。


このリールがこのコンディションで存在すること自体が非常に稀です。
年代を考慮すれば全体的にも状態は大変良いと思います

機関も大変良好。出品に際し、軽く注油してあります。付属品は写真にある純正革ケース、(ギアカバー)、スペアスプールです。

ヤフオクでは勿論のこと、海外のオークションでも滅多に出ない代物です。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にご質問下さい。よろしくお願いします。